平山相太がファン・ニステル・ローイに見えた日
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■ 調子の上がってきている平山だが・・・
FC東京の平山相太の調子が上がってきている。シーズン前にコスタリカ代表のワンチョぺが加入し、スタメンを外れるのではないかという予想もあったが、キャンプから好調を維持し、見事にワンチョぺを蹴落として、レギュラーポジションを獲得した。
FC東京での4試合(J1の3試合とナビスコの1試合)で、まだゴールは生まれていないが、シュートチャンスを数多く作っており、好調さは相変わらずの模様。1トップという、相手のマークが集中する厳しい状況でありながら、決定機を多く作っていることは評価できる。
加えて、中心選手として期待されている五輪代表でも、アジア予選3試合に出場して計4得点。前線の核として、もはや、必要不可欠な選手である。だが、あえて言う。まだまだ、彼は、こんなもんじゃない。
■ 平山相太がファン・ニステル・ローイに見えた日
リアルタイムで体感した選手に限定すると、ボクが世界最高のストライカーだと思うのは、フェノメノ・ロナウドを除くと、オランダ代表のファン・ニステル・ローイ。PSV→マンU→レアル・マドリードという、ビッグクラブを渡り歩いてきた、スーパーストライカーである。
そのファン・ニステル・ローイがピークだったのは、ストライカーとして洗練されて、数多くの貴重なゴールを挙げたマンU時代ではなくて、PSVアイントフォーヘン時代である。PSV時代のファン・ニステル・ローイは、化け物以外の何物でもなかった。
「ロケット」と評された圧倒的なスピードと柔軟さとパワーで、対戦するDFは、どうすることもできなかった。ペナルティーエリア付近でボールを持ってからドリブルを開始すると、相手DFを3人・4人と振り切って決めたスーパーゴールが、シーズン中に何度も見られた。
■ キャリアのベストゲーム
さて、高校1年生のときから平山相太のプレーを見てきて、もっとも、いいプレーを見せた試合(キャリアのベストゲーム)は、2005年12月11日のNAC戦ではないだろうか。当時所属していたヘラクレスで、エールディビジ初スタメンを飾った記念すべき試合である。
とにかく、この試合の平山はキレキレだった。ボクは、この試合を見終えたあとで、次のような文を残した。
ヘラクレスで3トップの中央を任された平山に対して、味方のサポートはほとんどなかった。だから、彼が、1人で何とかこじあけるしか、ヘラクレスの得点を生まれそうな感じはなかった。そんな厳しい環境が、平山のもつ新しい魅力を引き出したといえる。
■ ドリブラーとしての素質
現段階で、「平山相太に突破力がある。」と考えている人はほとんどいないだろう。それはそれで、仕方ない。ボクも、NAC戦を見るまでは、平山のことを、”高さが武器の点取り屋”だとしか認識していなかった。スカパーで放送されたNAC戦を見ていた人はほとんどいないだろうし、”国見高校時代のイメージ”と、”アテネ五輪代表チームでのイメージ”と、”マスコミが作り上げた虚像の平山のイメージ”にとらわれている人がほとんどだろう。
さらにいうと、昨秋にFC東京に移籍して以降で、平山がNAC戦のようなパフォーマンスを見せたことはないし、それは、五輪代表チームでも、同様である。
もしかしたら、NAC戦は偶然だったのかもしれない。そんな可能性も、十分あるだろう。でも、ボクは、彼に期待し続ける。
日本代表が世界を相手に戦うとき、1人でゴールをこじ開けられるストライカーが、絶対に必要である。ボクは、平山相太が、「天性の高さ」と「強烈な両足」と「ダイナミックなドリブル突破」を武器に、そんなクラスの選手になれる可能性があると思っている。「平山は動きがのろい」とか、「平山には突破力がない。」とか、誤った認識をしている人を横目で見て、「クスッ」笑いながら。
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Jリーグ(J1とJ2)の試合を見て感じたこと、伝えたいことがあれば、レポートしてください。
・J1とJ2の試合に限定します。(全15試合が対象です。)
・レポートを書くのは、90分を通して試合を見たときだけにしてください。ダイジェストだけを見て感想を書くことは、避けてください。
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■ 調子の上がってきている平山だが・・・
FC東京の平山相太の調子が上がってきている。シーズン前にコスタリカ代表のワンチョぺが加入し、スタメンを外れるのではないかという予想もあったが、キャンプから好調を維持し、見事にワンチョぺを蹴落として、レギュラーポジションを獲得した。
FC東京での4試合(J1の3試合とナビスコの1試合)で、まだゴールは生まれていないが、シュートチャンスを数多く作っており、好調さは相変わらずの模様。1トップという、相手のマークが集中する厳しい状況でありながら、決定機を多く作っていることは評価できる。
加えて、中心選手として期待されている五輪代表でも、アジア予選3試合に出場して計4得点。前線の核として、もはや、必要不可欠な選手である。だが、あえて言う。まだまだ、彼は、こんなもんじゃない。
■ 平山相太がファン・ニステル・ローイに見えた日
リアルタイムで体感した選手に限定すると、ボクが世界最高のストライカーだと思うのは、フェノメノ・ロナウドを除くと、オランダ代表のファン・ニステル・ローイ。PSV→マンU→レアル・マドリードという、ビッグクラブを渡り歩いてきた、スーパーストライカーである。
そのファン・ニステル・ローイがピークだったのは、ストライカーとして洗練されて、数多くの貴重なゴールを挙げたマンU時代ではなくて、PSVアイントフォーヘン時代である。PSV時代のファン・ニステル・ローイは、化け物以外の何物でもなかった。
「ロケット」と評された圧倒的なスピードと柔軟さとパワーで、対戦するDFは、どうすることもできなかった。ペナルティーエリア付近でボールを持ってからドリブルを開始すると、相手DFを3人・4人と振り切って決めたスーパーゴールが、シーズン中に何度も見られた。
■ キャリアのベストゲーム
さて、高校1年生のときから平山相太のプレーを見てきて、もっとも、いいプレーを見せた試合(キャリアのベストゲーム)は、2005年12月11日のNAC戦ではないだろうか。当時所属していたヘラクレスで、エールディビジ初スタメンを飾った記念すべき試合である。
とにかく、この試合の平山はキレキレだった。ボクは、この試合を見終えたあとで、次のような文を残した。
この試合の平山は、前述したとおりにいいプレーを見せた。シュートシーン以外でも、ポストプレーを中心に相当な数のファールを獲得しており、NACの脅威になり続けた。ここ数試合、特に目立つのが、ドリブル突破するの意思が見え始めていることだ。ストライドが大きくて、それでいて柔らかなボールタッチで、相手DFを翻弄する。
このプレーを見ていると、5・6年前に、PSVにいた大型フォワードのことを思い出す。その選手は、ペナルティーエリア外でボールを受けると、反転してゴールに突進して、3人・4人と群がってくる相手DFを面白いように蹴散らしてゴールを奪って見せた。平山は、ロケットといわれた、この選手ほどの加速力はないが、ドリブル突破は、新たな武器になり始めている。2自力で突破してゴールをこじ開けられる”、待望のエースストライカーが日本に誕生しようとしている。この成長過程を毎週のように見られるのは幸せだ。
この試合を見終わった率直な感想は、ただひとつ「平山相太は絶対にドイツワールドカップに連れていくべきだ」ということ。彼には現時点で、日の丸を付けてピッチに立つ十分な資格がある。基本的にジーコの批判はしたくないが、次の代表メンバー発表のときにもし平山が呼ばれなかったら、思いっきり批判したいと思う。FWにとって重要なのは、これまでの貢献度や実績ではなく、現時点での実力と勢いのはずだ。
日本サッカーの未来は、この大型ストライカーに任せよう。きっと期待にこたえてくれるはずだ。 (2005年12月11日)
ヘラクレスで3トップの中央を任された平山に対して、味方のサポートはほとんどなかった。だから、彼が、1人で何とかこじあけるしか、ヘラクレスの得点を生まれそうな感じはなかった。そんな厳しい環境が、平山のもつ新しい魅力を引き出したといえる。
■ ドリブラーとしての素質
現段階で、「平山相太に突破力がある。」と考えている人はほとんどいないだろう。それはそれで、仕方ない。ボクも、NAC戦を見るまでは、平山のことを、”高さが武器の点取り屋”だとしか認識していなかった。スカパーで放送されたNAC戦を見ていた人はほとんどいないだろうし、”国見高校時代のイメージ”と、”アテネ五輪代表チームでのイメージ”と、”マスコミが作り上げた虚像の平山のイメージ”にとらわれている人がほとんどだろう。
さらにいうと、昨秋にFC東京に移籍して以降で、平山がNAC戦のようなパフォーマンスを見せたことはないし、それは、五輪代表チームでも、同様である。
もしかしたら、NAC戦は偶然だったのかもしれない。そんな可能性も、十分あるだろう。でも、ボクは、彼に期待し続ける。
日本代表が世界を相手に戦うとき、1人でゴールをこじ開けられるストライカーが、絶対に必要である。ボクは、平山相太が、「天性の高さ」と「強烈な両足」と「ダイナミックなドリブル突破」を武器に、そんなクラスの選手になれる可能性があると思っている。「平山は動きがのろい」とか、「平山には突破力がない。」とか、誤った認識をしている人を横目で見て、「クスッ」笑いながら。
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コメント
日本人DF
私がはじめて平山をスタジアムで見たのは、昨シーズンのJリーグ
デビュー戦でした。その時はとにかく体のキレが悪く、ヘディングの強さだけ
が目立ってましたね。今年は随分動きがよくなってますね。トラップとか
ボールコントロールの才能は感じます。ドリブル突破についてですが
確かに一回相手を交わすところまではウマいのですが、その後の動きが遅く
必ず二回目のアタックの隙を与えてボールに触られちゃってますね。
日本は俊敏なDFが多いのに対して、オランダというと大型DFのイメージ
(本当に個人的なイメージですが…)があるのですが、そんなところも
影響しているような気がします。
デビュー戦でした。その時はとにかく体のキレが悪く、ヘディングの強さだけ
が目立ってましたね。今年は随分動きがよくなってますね。トラップとか
ボールコントロールの才能は感じます。ドリブル突破についてですが
確かに一回相手を交わすところまではウマいのですが、その後の動きが遅く
必ず二回目のアタックの隙を与えてボールに触られちゃってますね。
日本は俊敏なDFが多いのに対して、オランダというと大型DFのイメージ
(本当に個人的なイメージですが…)があるのですが、そんなところも
影響しているような気がします。
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どうも、コメントありがとうございます。
確かに、FC東京に移籍してからの平山は、相手DFと正対したときに、「DFをボールコントロールで外してシュートに持ち込みたい」、という場面で、相手DFの足に引っかかる場面が多いですね。PKエリア付近で、そういうプレーで相手DFをかわしてミドルシュートが打てるようになれば、いいのですが、それができるようになるのは、まだまだ先の話でしょう。
そういうプレー以外に、ヘラクレス時代には、得点につながらなかったのであまりメディアで取り上げられることはなかったのですが、相手DFを背負って反転して、相手DFをひきずりながらシュートに持ち込むシーンが、何度かありました。
平山は、細かいステップでかわすドリブルもできますが、体格を生かした強引なドリブル突破もできる選手だと見ています。Jでは、まだ、一度も見せていませんが・・・。コンディションが、もっとよくなれば、いずれ見られるのではないかと期待しています。