ペルー戦に向けて(その1)
■ ペルー戦の代表メンバーが発表
3月24日のペルー戦の代表メンバーが発表された。かねてからの報道どおり、MF中村俊輔(セルティック)とFW高原直泰(フランクフルト)がオシム監督になって、初めて代表に招集された。初代表は、GK川島(川崎F)、MF橋本(G大阪)、MF藤本(清水)の3人。
しかしながら、オシムジャパンでは常連になりつつあった、今野(FC東京)、我那覇(川崎F)、巻(千葉)、山岸(千葉)、播戸(G大阪)が落選するなど、やや意外な選考となった。
■ 調子の良し悪しで決まる選考
トルシエもジーコも、代表メンバーを発表するとき、「選手の調子」についてはほとんど考慮していなかった。このふたりは常連組をオーソドックスに選考するのがほとんどであり、今回のオシム監督の選考は、やや奇抜に映る。
ただ、もし、今後も、このような選考が続くようだと、Jリーグは非常に活性化するだろう。我那覇は怪我が選考漏れの理由という可能性もあるが、開幕から、FC東京・G大阪・千葉の試合は、いずれも2試合ずつ見たが、確かに、今野も巻も山岸も播戸もパフォーマンスは、十分ではなかった。したがって、オシム監督の考えは、非常に納得できる。(ついでに言うと、我那覇のパフォーマンスもかなり悪かった。怪我がなくても、選ばれていなかったのではないかと推測する。)
反対に、2月の代表合宿に呼ばれなかった選手では、MF二川(G大阪)が選出された。二川に関しては、ゼロックスから好調を維持しており、こちらも納得の選考となった。
■ ペルー戦に期待する選手は?
期待する選手は、
・中村俊輔(セルティック)
・中澤祐二(横浜M)
のふたり。
ともに、ジーコジャパンの中心選手であり、久々の代表復帰となった中村と中澤。彼らは、攻撃と守備のスペシャリストであり、オールラウンドな選手の多いオシムジャパンの中では、異彩を放つ存在である。
中村俊輔については、ペルー戦に限定すればスタメン起用は確実。彼の存在が、どれくらいのプラス効果とマイナス効果を生み出すのかをチェックしたい。
「中村俊輔の左足」をどのようにチームに組み込むのか。試合が始まれば、彼にボールが集まってくることは容易に想像がつくが、彼に頼りすぎるような状況は好ましくない。
中村俊輔と心中したドイツW杯から、9ヶ月。オシム監督も、中村俊輔の左足が大きな武器になりうることは、十分理解しているだろう。オシム監督は、一見、選手に対して厳しそうに見えるが、実は、起用した選手が最大限のパフォーマンスを発揮できるように、かなりの思慮を重ねるタイプの監督である。
俊輔は非常に影響力の大きい選手なので、無責任な使い方はしないだろう。オシム監督は、いったい、どういう起用を考えているのだろうか?
一方、中澤は、オシムジャパンに欠けていた「高さ」を補うには、最適の選手である。豊富な経験でリーダーシップも期待できる。闘莉王と中澤というコンビは、日本代表史上最高のパートナーになりうるだけに、そのスタートを注意深く見守りたい。
■ スタメンはどうなる?
先日のサウジ戦と同様に、<3−1−4−2>だとすると、
GK:川口
DF:中澤、闘莉王、阿部
MF:鈴木、中村俊、中村憲、駒野、加地
FW:高原、播戸
という可能性が一番高いように思う。
追加召集が確実なフォワード陣は、佐藤寿人(広島)、播戸(G大阪)、高松(大分)らが最終的には、メンバーに入ってくるのではないかと予想するが、Jリーグでゴールを決めていて、調子のいい黒津(川崎)、大久保(神戸)、松橋(大分)らが、初選出される可能性もある。
関西のスポーツ紙の一面では、「高原&播戸の2トップ」を期待していたが、となると、このコンビは、アジアユース(1998年)以来ということになる。ワールドユースでは、カールスルーエ所属のFW永井雄一郎にスタメンの座を明け渡した播戸だが、アジアユースでは、レギュラーの一角だった。
当時の播戸は「スピード」だけの選手だった。しかしながら、あれから9年経って、万能タイプのストライカーに進化を遂げた。すでに、超有望ストライカーだった当時の高原と比べると、かなり格が落ちたが、今では、それほど、ひけをとらない。
注目は、最激戦区のMF。先日の代表合宿では、遠藤や中村憲をアンカーの位置(鈴木啓太の位置)で試したという報道もある。カバーリング能力に優れており、気の利くプレーができるが、展開力で劣る鈴木啓太を外して、より攻撃的な遠藤や中村憲をスタメンの1ボランチで起用してくる可能性もある。
また、左サイドの三都主がザルツブルグに移籍し、一時的に不在となった。三都主の位置に、そのまま、中村俊輔を当てはめてくるのか、それとも、俊輔を右に配置して、羽生や二川ら献身的なプレーもできる選手を中村の横に置くのか、この点も、興味深い。
☆ ペルー戦に向けて ご意見募集中です。
Q. 今回の選考に満足していますか?
Q. ペルー戦で期待する選手とその理由をお書きください。
Q. ペルー戦のスタメンを予想してください。
Q. 今回、召集されていない選手の中で、代表に呼んでほしい選手は誰ですか?
Q. 当サイトに対するご意見やご要望があればお書きください。
アンケートシートはコチラ
※ 追加召集があることも考慮してください。
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3月24日のペルー戦の代表メンバーが発表された。かねてからの報道どおり、MF中村俊輔(セルティック)とFW高原直泰(フランクフルト)がオシム監督になって、初めて代表に招集された。初代表は、GK川島(川崎F)、MF橋本(G大阪)、MF藤本(清水)の3人。
しかしながら、オシムジャパンでは常連になりつつあった、今野(FC東京)、我那覇(川崎F)、巻(千葉)、山岸(千葉)、播戸(G大阪)が落選するなど、やや意外な選考となった。
■ 調子の良し悪しで決まる選考
トルシエもジーコも、代表メンバーを発表するとき、「選手の調子」についてはほとんど考慮していなかった。このふたりは常連組をオーソドックスに選考するのがほとんどであり、今回のオシム監督の選考は、やや奇抜に映る。
ただ、もし、今後も、このような選考が続くようだと、Jリーグは非常に活性化するだろう。我那覇は怪我が選考漏れの理由という可能性もあるが、開幕から、FC東京・G大阪・千葉の試合は、いずれも2試合ずつ見たが、確かに、今野も巻も山岸も播戸もパフォーマンスは、十分ではなかった。したがって、オシム監督の考えは、非常に納得できる。(ついでに言うと、我那覇のパフォーマンスもかなり悪かった。怪我がなくても、選ばれていなかったのではないかと推測する。)
反対に、2月の代表合宿に呼ばれなかった選手では、MF二川(G大阪)が選出された。二川に関しては、ゼロックスから好調を維持しており、こちらも納得の選考となった。
■ ペルー戦に期待する選手は?
期待する選手は、
・中村俊輔(セルティック)
・中澤祐二(横浜M)
のふたり。
ともに、ジーコジャパンの中心選手であり、久々の代表復帰となった中村と中澤。彼らは、攻撃と守備のスペシャリストであり、オールラウンドな選手の多いオシムジャパンの中では、異彩を放つ存在である。
中村俊輔については、ペルー戦に限定すればスタメン起用は確実。彼の存在が、どれくらいのプラス効果とマイナス効果を生み出すのかをチェックしたい。
「中村俊輔の左足」をどのようにチームに組み込むのか。試合が始まれば、彼にボールが集まってくることは容易に想像がつくが、彼に頼りすぎるような状況は好ましくない。
中村俊輔と心中したドイツW杯から、9ヶ月。オシム監督も、中村俊輔の左足が大きな武器になりうることは、十分理解しているだろう。オシム監督は、一見、選手に対して厳しそうに見えるが、実は、起用した選手が最大限のパフォーマンスを発揮できるように、かなりの思慮を重ねるタイプの監督である。
俊輔は非常に影響力の大きい選手なので、無責任な使い方はしないだろう。オシム監督は、いったい、どういう起用を考えているのだろうか?
一方、中澤は、オシムジャパンに欠けていた「高さ」を補うには、最適の選手である。豊富な経験でリーダーシップも期待できる。闘莉王と中澤というコンビは、日本代表史上最高のパートナーになりうるだけに、そのスタートを注意深く見守りたい。
■ スタメンはどうなる?
先日のサウジ戦と同様に、<3−1−4−2>だとすると、
GK:川口
DF:中澤、闘莉王、阿部
MF:鈴木、中村俊、中村憲、駒野、加地
FW:高原、播戸
という可能性が一番高いように思う。
追加召集が確実なフォワード陣は、佐藤寿人(広島)、播戸(G大阪)、高松(大分)らが最終的には、メンバーに入ってくるのではないかと予想するが、Jリーグでゴールを決めていて、調子のいい黒津(川崎)、大久保(神戸)、松橋(大分)らが、初選出される可能性もある。
関西のスポーツ紙の一面では、「高原&播戸の2トップ」を期待していたが、となると、このコンビは、アジアユース(1998年)以来ということになる。ワールドユースでは、カールスルーエ所属のFW永井雄一郎にスタメンの座を明け渡した播戸だが、アジアユースでは、レギュラーの一角だった。
当時の播戸は「スピード」だけの選手だった。しかしながら、あれから9年経って、万能タイプのストライカーに進化を遂げた。すでに、超有望ストライカーだった当時の高原と比べると、かなり格が落ちたが、今では、それほど、ひけをとらない。
注目は、最激戦区のMF。先日の代表合宿では、遠藤や中村憲をアンカーの位置(鈴木啓太の位置)で試したという報道もある。カバーリング能力に優れており、気の利くプレーができるが、展開力で劣る鈴木啓太を外して、より攻撃的な遠藤や中村憲をスタメンの1ボランチで起用してくる可能性もある。
また、左サイドの三都主がザルツブルグに移籍し、一時的に不在となった。三都主の位置に、そのまま、中村俊輔を当てはめてくるのか、それとも、俊輔を右に配置して、羽生や二川ら献身的なプレーもできる選手を中村の横に置くのか、この点も、興味深い。
☆ ペルー戦に向けて ご意見募集中です。
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Q. ペルー戦で期待する選手とその理由をお書きください。
Q. ペルー戦のスタメンを予想してください。
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コメント
土台としてのJリーグ
日常で高レベルを維持できていない選手が、練習量も限られる代表にポッと入って活躍できる可能性などあるのでしょうか?というメッセージが込められたオシム監督の選手選考は本当に納得させられる事ばかりです。その時点における所属チーム内でのポジション、コンディション等を考慮し、先を見据えて本当にその選手の成長に有益と判断した時のみ代表に選出しているように感じます。考えれば当たり前の事ですが、今までのどの代表監督も実践できなかった事だと思います。Jリーグ発足から15年、もしリーグ自体がその基準たり得るレベルに達したからこそ可能となった事なのであれば日本サッカーの大きな転換期ですね。
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