京都×湘南 スコアレスドロー
■ ホームでの連戦
J2の第2節。開幕戦に勝利した京都サンガは、ホームの西京極で湘南ベルマーレと対戦。開幕から2試合連続でホームでの試合という有利性もあり、なんとしてもスタートダッシュしたい京都にとっては、大事な試合である。
対する湘南は、開幕戦でベガルタ仙台に逆転負けを喫したが、オフの戦力補強に成功し、非常に評価の高いチーム。雪がちらつく過酷なコンディションの中、熱い戦いが期待された。
■ 決定機を決められずにスコアレスドロー
試合は、京都が攻めて湘南が守るという展開が予想されたが、予想に反して湘南が積極的な試合運びを見せて、五分の展開に持ち込む。FW石原のスピードが京都のDFラインを混乱させて、チャンスを演出する。
対する京都は、前節と全く同様のメンバーで試合に臨んだが、MF中山とMF美尾がなかなかボールに絡めずに、分厚い攻撃が出来ない。それでも、アンドレのボレーシュートや斉藤のミドルシュートで、あわやのシーンを作るが、湘南のGK金の好セーブに阻まれた。
後半14分に、中山&美尾に代えて、加藤&徳重を投入。スピードのある2人の加入で、攻撃は活性化するが、この日はゴールが遠かった。結局、スコアレスドローに終わった。
■ 進化を感じた湘南
ジャーンと斉藤が加わった湘南のDF陣だが、この試合では、非常に堅いディフェンスを見せた。昨シーズンまでの湘南のディフェンスは、J2でも下の下と言っていいくらいお粗末なものだったが、しっかりと統率が取れており、大崩れしそうな雰囲気はなかった。
攻撃では、MFアジエルに頼りきりだった昨シーズンの反省からか、いろいろな選手がボールに絡んで、相手を崩そうとする意図が感じられた。最終的には、アジエルの左足に命運を託すことに変わりはないが、アジエルがいい意味で目立っていないのは、いい傾向である。
■ 中盤で存在感を発揮できなかった中山&美尾
開幕戦では、ともに素晴らしいパフォーマンスを見せた中山と美尾がこの試合では、ほとんど消えてしまって、攻撃に厚みを加えることが出来なかった。ボランチの斉藤と安藤を含めた、中盤の4人の流動的なポジションチェンジによる崩しが今シーズンのサンガの目指す形だが、この試合では、全く、機能しなかった。
そんな中で、収穫は新人の安藤。開幕戦では、それほどいい出来ではなかったが、この試合では、際立つパスセンスをところどころで披露し、大きな可能性を抱かせた。湘南が、斉藤へのマークを徹底していたこともあり、安藤のマークがややルーズだったとはいえ、評価していいパフォーマンスだった。
■ サイド攻撃は大事だが・・・
京都が得点を奪うことが出来なかった要因のひとつに、サイド攻撃に重心が行き過ぎていて、中央からの攻撃が少なかったことが挙げられる。京都には、素晴らしいサイドアタッカーがいるのだが、中央で相手DFと競り勝ってゴールを挙げられるタイプの選手は、FWアンドレのみ。単純なクロスを挙げただけでは、簡単にクリアされる可能性が高い。
せっかく、パウリーニョのスピードや中山のパスセンスという際立つ武器があるのだから、それをもっと有効に使いたいところだ。
■ サイドバック森岡は有効なのか?
今シーズン、清水から移籍してきた森岡は、2試合連続で右サイドバックでスタメン出場を果たしている。ただ、この起用が果たして有効なのか、議論の余地がある。森岡は言うまでもなくCBが本職の選手。クレバーでかつフィード力に優れた選手なので、不慣れなサイドバックでも無難にこなしているが、攻撃の観点から見ると、物足りなさも感じる。
今シーズンのJ2での力関係でいうと、ほとんどの試合で、京都がボールを支配して、攻撃を組み立てることになりそうだ。ボランチの斉藤を中心に、ポゼッションサッカーを目指す京都にとっては、厚みのある攻撃をするには、両サイドバックの攻撃参加は不可欠であるが、森岡には、オーバーラップしてクロスを上げるといった、サイドバック本来の仕事を期待することはできない。
もちろん、同等以上の相手(東京Vや福岡)のときは、森岡の守備能力が必要であるが、平常時は、平島や角田、渡邊といった森岡よりも攻撃能力のある選手を起用した方が、チームはうまくいくのではないだろうか。
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※ すみぞさんの鹿島アントラーズ×ガンバ大阪(第2節)を追加。
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J2の第2節。開幕戦に勝利した京都サンガは、ホームの西京極で湘南ベルマーレと対戦。開幕から2試合連続でホームでの試合という有利性もあり、なんとしてもスタートダッシュしたい京都にとっては、大事な試合である。
対する湘南は、開幕戦でベガルタ仙台に逆転負けを喫したが、オフの戦力補強に成功し、非常に評価の高いチーム。雪がちらつく過酷なコンディションの中、熱い戦いが期待された。
■ 決定機を決められずにスコアレスドロー
試合は、京都が攻めて湘南が守るという展開が予想されたが、予想に反して湘南が積極的な試合運びを見せて、五分の展開に持ち込む。FW石原のスピードが京都のDFラインを混乱させて、チャンスを演出する。
対する京都は、前節と全く同様のメンバーで試合に臨んだが、MF中山とMF美尾がなかなかボールに絡めずに、分厚い攻撃が出来ない。それでも、アンドレのボレーシュートや斉藤のミドルシュートで、あわやのシーンを作るが、湘南のGK金の好セーブに阻まれた。
後半14分に、中山&美尾に代えて、加藤&徳重を投入。スピードのある2人の加入で、攻撃は活性化するが、この日はゴールが遠かった。結局、スコアレスドローに終わった。
■ 進化を感じた湘南
ジャーンと斉藤が加わった湘南のDF陣だが、この試合では、非常に堅いディフェンスを見せた。昨シーズンまでの湘南のディフェンスは、J2でも下の下と言っていいくらいお粗末なものだったが、しっかりと統率が取れており、大崩れしそうな雰囲気はなかった。
攻撃では、MFアジエルに頼りきりだった昨シーズンの反省からか、いろいろな選手がボールに絡んで、相手を崩そうとする意図が感じられた。最終的には、アジエルの左足に命運を託すことに変わりはないが、アジエルがいい意味で目立っていないのは、いい傾向である。
■ 中盤で存在感を発揮できなかった中山&美尾
開幕戦では、ともに素晴らしいパフォーマンスを見せた中山と美尾がこの試合では、ほとんど消えてしまって、攻撃に厚みを加えることが出来なかった。ボランチの斉藤と安藤を含めた、中盤の4人の流動的なポジションチェンジによる崩しが今シーズンのサンガの目指す形だが、この試合では、全く、機能しなかった。
そんな中で、収穫は新人の安藤。開幕戦では、それほどいい出来ではなかったが、この試合では、際立つパスセンスをところどころで披露し、大きな可能性を抱かせた。湘南が、斉藤へのマークを徹底していたこともあり、安藤のマークがややルーズだったとはいえ、評価していいパフォーマンスだった。
■ サイド攻撃は大事だが・・・
京都が得点を奪うことが出来なかった要因のひとつに、サイド攻撃に重心が行き過ぎていて、中央からの攻撃が少なかったことが挙げられる。京都には、素晴らしいサイドアタッカーがいるのだが、中央で相手DFと競り勝ってゴールを挙げられるタイプの選手は、FWアンドレのみ。単純なクロスを挙げただけでは、簡単にクリアされる可能性が高い。
せっかく、パウリーニョのスピードや中山のパスセンスという際立つ武器があるのだから、それをもっと有効に使いたいところだ。
■ サイドバック森岡は有効なのか?
今シーズン、清水から移籍してきた森岡は、2試合連続で右サイドバックでスタメン出場を果たしている。ただ、この起用が果たして有効なのか、議論の余地がある。森岡は言うまでもなくCBが本職の選手。クレバーでかつフィード力に優れた選手なので、不慣れなサイドバックでも無難にこなしているが、攻撃の観点から見ると、物足りなさも感じる。
今シーズンのJ2での力関係でいうと、ほとんどの試合で、京都がボールを支配して、攻撃を組み立てることになりそうだ。ボランチの斉藤を中心に、ポゼッションサッカーを目指す京都にとっては、厚みのある攻撃をするには、両サイドバックの攻撃参加は不可欠であるが、森岡には、オーバーラップしてクロスを上げるといった、サイドバック本来の仕事を期待することはできない。
もちろん、同等以上の相手(東京Vや福岡)のときは、森岡の守備能力が必要であるが、平常時は、平島や角田、渡邊といった森岡よりも攻撃能力のある選手を起用した方が、チームはうまくいくのではないだろうか。
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