トップページヘ人気ブログランキングに投票厳選コラム集順位バトル 第8節 終了時点お気に入りに追加
全記事一覧[投票中]中村俊輔は必要か?Jリーグコラム’07Match Reportの一覧注目!Match Reportを作成する

J3

J1・J2を幅広く網羅するサッカーコラム。2007年1月4日開設。YAHOOカテゴリー登録サイト。

五輪代表 アメリカ戦?

■ スコアレスドロー

反町監督率いる五輪代表の今年最初の試合は、アメリカ戦。Jリーグ開幕とアジア予選の初戦を目前に控えて、フィジカル的には一番厳しい段階での試合ではあるが、いい形で予選に望むためにも大事な試合である。

日本は、<3−4−3>の布陣。平山・カレン・李の3人のフォワードが起用された。1トップ2シャドー型の3トップならば記憶にあるが、いずれもが180cmを超える長身選手を並べたハイタワー型の3トップは、近年の日本代表では記憶になくて、非常に興味深いメンバー構成。中盤は、右に水野、左に本田圭で、ダブルボランチが梶山と本田拓。3バックは、水本・伊野波・青山で、GKが松井。攻守の中心であった、MF青山敏が風邪のため欠場した。

試合は、日本が平山を中心に攻め込むが、決定機で決められず最後まで得点は奪えなかった。アメリカもカウンターから日本ゴールを脅かすが、攻撃の人数を欠き、なかなかシュートチャンスを作れなかった。結局、スコアレスドローで試合を終えた。

■ 3トップの評価

平山・カレン・李の3トップは、不発に終わった。前半の立ち上がりはいい形の連携からシュートチャンスを作っていたが、次第に勢いを失っていった。

これまでの、<3−6−1>の布陣では、1トップの平山の周囲に増田と苔口(谷口)が位置して、ボランチも含めて6枚の中盤の選手が代わる代わるゴール前に入り込んでいくスタイルで、このシステムも一定の成果を上げていたが、どうしてもゴール前が平山1枚という状況になっていて平山にかかる負担が大きかった。これを改善するための一つのアイディアが3トップだったが、考え方としては悪くない。

日本には、水野や本田圭といった優秀なサイドアタッカーがいるので、ゴール前に入り込んでいく選手が、常時3枚いるというのは非常に魅力的であり、この日も、ゴール前で迫力あるシーンを作り出した。3トップは今後に向けて新しいオプションになりそうである。

■ 見えたいくつかの課題

3トップの配置は、中央に平山がいて、サイドに李とカレンがいることがほとんどであった。3人が中央に位置するのは好ましくないということで、李とカレンは広範囲に動いてチャンスを作ろうとしたが、それが逆に、両翼の水野と本田圭の活用するサイド奥のスペースを消してしまったような印象が残った。前半の中盤以降になると、アメリカはサイドにしっかりと人数を割くようになって、日本のサイド攻撃は硬直した。

中盤は、ダブルボランチに両翼の2人という、新しい形だったが、こちらもそれほど、うまく機能しなかった。この試合では、FWとMFの中間に位置して、これまでの試合で好プレーを見せていた増田をスタメンから外し、MFとDFのリンク役をしていた青山敏が欠場したことが影響したのか、DFとMFとFWが分断していた。最後まで、攻撃のリズムがつかめなかった。

ベンチには、MF谷口、MF上田、MF家長らが控えておりタレントは豊富であるが、まだ、反町監督が中盤の組み合わせを決めかねている印象である。

■ 李とカレン

初めて五輪代表に選ばれたFW李は、あまりいい出来ではなかった。本来は、もっとスピードがあってダイナミックなプレーをするストライカーだが、この試合では、切れが感じられずほとんど持ち味は発揮できなかった。ただし、日本に帰化した末の代表入りという、特別なプレッシャーを抱えての代表デビューだったことを割り引いて考える必要があるように思う。

カレンは、昨シーズンよりも切れが出ていて、いい印象をもった。シュートシーンがほとんどなかったのは残念だが、(フリーで放ったヘディングシュートのみ)ドリブルで長距離を運べるのは魅力である。

■ 中心としての自覚が出てきた平山と梶山

好調が伝えられていたFW平山だが、出来はよかった。3トップだったことで、守備面やポストプレーといったタスクの絶対量が減っていたこともあり、頻繁にシュートシーンに顔を出した。特に、後半に本田のクロスを合わせたヘディングは圧巻で、得点はなかったが十分なプレーを見せた。

同じFC東京のMF梶山も、いいプレーを見せた。平山ほどは話題にのぼっていなかったが、福西の加入もあって、キャンプから相当に気合が入っていたようで、落ち着きのないチームの中で、唯一、安心してボールを持てる選手だった。背番号も10番に代わって、五輪代表の中心は梶山であるということを、アピールした。

■ 出色の出来だった伊野波

ただ1人、本職以外のポジションでプレーした伊野波だが、この試合では最も出来がよかった。二次攻撃のときの左右への散らしのパスが正確で、見事なロングパスを何度も通した。

日本代表にも招集されている伊野波だが、FC東京でも、ポジションを確保しているわけではなくて、左サイドアック・右サイドバック・ボランチ・センターバックと、いろいろな位置で起用されるが、それぞれのポジションで新しい一面を見せてくれる。かなり、引き出しの多い選手なのではないだろうか。

一方、活用できるスペースがなかったとはいえ、水野と本田圭のプレー自体は、それほどよくなかった。特に、本田は、ほとんど見せ場がなかった。すでに、Jリーグでの存在感を発揮する2人なので、硬直した状況は、彼らに打開してもらいたいところだ。

■ テストの意味と意義

反町監督は、かなりテスト(=実験)が好きなようで、アメリカ戦でも3トップのテストに時間が費やされた。結局、3トップ自体はあまりうまく機能しなかったが、次回、3トップを試みるときのいいサンプルになって、収穫はあったのではないだろうか。

五輪代表の本番は、あくまでも北京五輪の本大会である。結果だけ求めるならば、統一したメンバーとシステムで試合を行った方が要領はいいだろう。しかしながら、テスト(実験)は、チームの立ち上がりのこの時期にしか出来ないものであり、この時期にしておかなければ将来的なふくらみが生まれてこない。どうしても代表チームには結果を求めがちになってしまうが、そのあたりは、冷静に判断しておきたい。




人気ブログランキング参加中。この記事が面白かったときは、↓をクリックしてくださいね。

人気blogランキングへ一票059


コメント

>>> @-@さん

はじめまして。どうもありがとうございます。

>>> ぶるさん

予選の本番は、大丈夫でしょう。

3−4−3のサイドに本田、水野はもったいない気がしました。
二人とも守備に追われて肝心の攻撃時に持ち味を発揮できないでいましたし。
また、本田は(昨日調子悪かったからかな)突破力に欠けていました。
あれだと相手右サイドを押し込めるのは難しいような…中央に配置したほうが活きるのではないでしょうかね。
途中から入った家長も、そりゃあ突破力は光りましたし、中に切れ込んでスルー、シュート、なんていうのもありましたけど、連続していい働きが出来ていたかといえば?でした。
自分はあの布陣はそんなに好きじゃないです。

伊野波は集中した守備を見せてくれていたと思います。
でもビルドアップがちょっと。
後ろで回すばっかりでしたし。それでは相手も怖くないですからね。
フィード力もあるんだから、どんどんサイドの選手にだしてくれればな、とも思いました。

ちょっと予選が不安になってしまいましたが…本番ではやってくれると信じています。

はじめまして

的確な分析、素晴らしいですね!
物凄く納得できました。
この記事面白かったのでクリックしました!

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://llabtoof.dtiblog.com/tb.php/59-8caca1e7

シャネル 長財布 カンボン

かあなたが持っているいずれかを? ください ましょう私知る |私はだけあり ためにそのように購読。ありがとうございます。

ugg ブーツ

してください滞在私たち最新のこのように。共有のために| ありがとうございますありがとうござい 。

ugg ブーツ

が、今私はこの愛に使わなぜ覚え|のため欠席してしばらくの間、 | {私がしました私が持っているのブログを|サイト|ウェブサイト|サイト} 。あなたは更新頻度をサイトウェブサイト?

chrome hearts

私が持っているきブラウジング 3 時間このごろ、{ のオンライン よりもより多くをまだ|しかし} I 決して 発見どんなあなたのような注目度抜群記事。 私の考えでは 、すべてのサイトの所有者は場合に作られており、ブロガーは優れた コンテンツ素材としてあなたおそらくでしたが、 ネット 意志なり |もっとたくさん} {便利|そうはるかになります。

 | TOP | 



質問 俊輔には、来期、どこでプレーして欲しいですか?
セルティック(スコットランド)
リーガエスパニョーラ(スペイン)
プレミアリーグ(イングランド)
Jリーグ
その他

コメント



- ショッピングカート -

Calendar

« | 2017-04 | »
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

Recent Entries

Recent Comments

Categories

Jリーグ division1
 ├Jリーグ全般 (14)
 ├鹿島アントラーズ (2)
 ├浦和レッズ (3)
 ├大宮アルディージャ (2)
 ├ジェフ千葉 (3)
 ├柏レイソル (1)
 ├FC東京 (4)
 ├川崎フロンターレ (3)
 ├横浜Fマリノス (1)
 ├横浜FC (2)
 ├ヴァンフォーレ甲府 (0)
 ├アルビレックス新潟 (2)
 ├清水エスパルス (5)
 ├ジュビロ磐田 (4)
 ├名古屋グランパス (3)
 ├ガンバ大阪 (3)
 ├ヴィッセル神戸 (2)
 ├サンフレッチェ広島 (2)
 └大分トリニータ (4)

Jリーグ division2
 ├コンサドーレ札幌 (1)
 ├ベガルタ仙台 (0)
 ├モンテディオ山形 (0)
 ├水戸ホーリーホック (1)
 ├ザスパ草津 (2)
 ├東京ヴェルディ1969 (1)
 ├湘南ベルマーレ (2)
 ├京都サンガFC (3)
 ├セレッソ大阪 (0)
 ├徳島ヴォルティス (1)
 ├愛媛FC (0)
 ├アビスパ福岡 (0)
 └サガン鳥栖 (0)

海外リーグ所属選手
 ├中村俊輔 (7)
 ├中田英寿 (1)
 ├森本貴幸 (1)
 ├宮本恒靖 (1)
 ├高原直泰 (1)
 └松井大輔 (1)

日本代表
 ├日本代表 (12)
 ├五輪代表 (3)
 ├U20日本代表 (0)
 └U17日本代表 (0)


Recent Trackbacks

お小遣い稼ぎ!
スマホでお小遣い稼ぎ!
DTIブログポータルへ
このブログを通報
Report Abuse

利用規約